☆短詩3「空を翔る」☆

深い海へ沈むより 抜けるような青空を目指そう


両の足から見えない枷が落ち 両の腕から見えない鎖が落ちる


乾いた草の上からゆっくりと足は離れ


その身体は一気に空へと舞い上がる


心地良い風とともに 軽く高く舞い上がる



上空に影が見えた


それは陽を背にしたあなた


無邪気な笑顔で差しのべるその手をつかみ


ふたりで更に高く 透き通った風とともに舞い上がる


緑の島々と紺碧の海を遥か下に見下ろして


雲一つない空を ふたりで軽やかに翔る


翼はないけれど


こんなにも翔て翔て翔け巡ることができる




風の中であたたかく微笑みあったら


ふたりでまた緑の地上へ帰ろう

by sho-rinji | 2013-09-22 16:09 | 短詩 | Comments(0)