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カテゴリ:短詩( 6 )

☆短詩「闇と青」☆

宇宙空間は 闇


誰もが知ることが出来ない 宇宙の果て


広がり続ける闇の中で 光る星


地球は青く光る


闇の中で 静かに光る


地上で闇を見上げれば 稀に見える青い月


青い海の上で入口をのぞかせた 闇の洞窟


光が射し込めば 心奪われる青い光が。。。


闇を別世界に変える


不思議な不思議な 闇の中の青い光


人の心の中の闇にも ひとすじの青い光


なぜか神聖で こんなにも 悲しいほどに美しい

by sho-rinji | 2014-05-12 23:56 | 短詩 | Comments(0)

☆短詩5「こねこのつぶやき」☆

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春の小径を ちょこちょこ歩いたよ


小さなボクは お花を見上げて


土のにおいがするプランターに すりすり


もう少し探検したら お昼寝しようかな






人間が歩いてきたよ 大きいからまだ怖い


なんだか身がすくんで 動けないでいると


上から何か 落ちてきたよ


通り過ぎた人間が 落としていったんだ






白い棒みたいなものの先が 赤く光っていて


けむりが出ている。。。






それがなんだか ボクは知らないけれど


とても とても 悲しくなった


そばのお花が 顔をそむけていたからね

by sho-rinji | 2014-04-18 22:41 | 短詩 | Comments(0)

☆短詩4「心の中の辞書」☆

どうにも もどかしくて

どうにも 心が掴めなくて

心の中の辞書をひいてみる



「愛」





空白で真っ白な欄

まだ何の言葉も記されていない

ぽっかりと抜けている 心の1ページ





笑顔であなたと手を取り合う

あなたの悲しみを背中から抱きしめる

あなたの言霊からこぼれる光をすくいとって

包みこまれるような優しさに変える




ほら、

真っ白なページにうっすらと

対岸の蜃気楼のようにゆらめきながら

文字達が踊るように浮かび上がってきた



少しずつ 少しずつ

大切な想いを重ねてゆけば

やがてこのページもあたたかい文字達で埋まり

心の隙間も埋まってゆくんだろうね







心の中の辞書をめくる手で

あなたの。。。

by sho-rinji | 2014-01-12 20:23 | 短詩 | Comments(0)

☆短詩3「空を翔る」☆

深い海へ沈むより 抜けるような青空を目指そう


両の足から見えない枷が落ち 両の腕から見えない鎖が落ちる


乾いた草の上からゆっくりと足は離れ


その身体は一気に空へと舞い上がる


心地良い風とともに 軽く高く舞い上がる



上空に影が見えた


それは陽を背にしたあなた


無邪気な笑顔で差しのべるその手をつかみ


ふたりで更に高く 透き通った風とともに舞い上がる


緑の島々と紺碧の海を遥か下に見下ろして


雲一つない空を ふたりで軽やかに翔る


翼はないけれど


こんなにも翔て翔て翔け巡ることができる




風の中であたたかく微笑みあったら


ふたりでまた緑の地上へ帰ろう

by sho-rinji | 2013-09-22 16:09 | 短詩 | Comments(0)

☆短詩2「虹の七色」☆

星達が消えそうで消えない
夜明け前の紫色の空の下


藍色の鳥たちが海へ飛び立つ


やわらかな光で
大気が青く震え目覚める頃


丘の緑を濡らす夜露が
静かに静かにきらめいて


黄色の花びらは高らかに歌い


橙色の果実は甘い香りをふりまいて


情熱の赤をまとった流麗なあなたに
そっとそっと呼びかける




今日もあなたに会えて良かった


いつでもあなたの味方

by sho-rinji | 2013-09-02 01:10 | 短詩 | Comments(2)

☆短詩1「記憶」☆

忘れたいのに
忘れられない

夏の夜道を歩くと
ふいにどうしようもなく

その人は記憶喪失になりたくなる

忘れたい事を忘れられるなら
忘れたくない事も忘れて構わない


けれどその人の眼には
前言取り消しの涙が浮かぶ

夜空には三日月が浮かぶ


三日月は
優しくまぶたを閉じた眼に見えて

何故か微笑みを覚えてしまう



忘れたい
忘れられない



小さな星の小さな人間の
小さな想い



シリウスの青い炎にでも
燃やし尽くしてもらおう

by sho-rinji | 2013-08-16 01:24 | 短詩 | Comments(0)